
今回、私たちの身近にある水に注目し、豊後大野市緒方町にある長谷緒井路小水力発電所へ見学に行ってきました。
小水力発電は自然に流れる河川や用水路の流れを利用して水車を回し発電します。2011年大分県、熊本県が電力の地産地消を目指し本格導入に乗り出すと注目を集めた発電方式です。基本的に水の流れと落差があれば、どのような場所でも発電できます。また、発電量は水の量が多いほど、また落差が大きいほど豊富な発電量を得ることができます。
一般的な水力発電と違いダムのような大規模な水源を必要としないため建設時における自然破壊などの環境負荷が少なくて済むというメリットがあります。
小水力発電は、他の発電方式に比べてCO2の排出量が極めて少ないクリーンなエネルギーである一方、発電量は雨の降る量により変動するため、天候に左右されやすく、常に安定した電力を得られないというデメリットもあります。
長谷緒井路発電所はオイルショック以降、農業用水をあまり使用しない時期に水を何か有効活用できないかということがきっかけで、国からの働きかけもあり、昭和59年に発電所の建設計画が始まりました。さまざまな協議と交渉を経て、平成2年3月に着工。
平成3年4月に運用開始され、定期的なメンテナンスで一時的に停止はするものの、20年間以上、常に稼動を続けています。
長谷緒発電所では落差が180mあり、発電出力は最大で1300kwです。
現在、作られた電力は100%電力会社に売電されています。
水利権の調整が必要なことや初期投資の割高さなど課題がありますが、新たな技術開発が更に進めば、小規模な流域でも利用できる可能性があり、今後の普及に期待できると考えられます。
問い合わせ・見学申込先:長谷緒土地改良区 TEL:0974-47-2402







