九重町にある、九州電力の八丁原発電所の見学に行ってきました。 発電能力は1号機、2号機合わせて11万kWで日本最大の地熱発電所です。 八丁原発電所では、地下2000mから取り出した高温の蒸気で発電を行っており、1日に作られる電気量は一般家庭の約37,000世帯分の電力がまかなえるそうです! 現在、発電所は無人で運転されており、2km離れた大岳発電所から遠隔操作を行っています。
地熱発電は、燃料を海外からの輸入に頼ることのない純国産のエネルギー資源です。 そして、半永久的に安定した電力を供給出来るというメリットがあります。 日本は火山帯も多く、他国と比べても地熱発電に向いていると感じるのですが、九州電力の全発電電力量に対する地熱発電が占める割合は約1%です。 地熱発電の普及には、地熱資源の多くが国立、国定公園内に見込まれており、自然公園法等によって開発に制約を受ける地域があることや、温泉事業者をはじめとする立地地点の方々の温泉枯渇に対する不安を解消することなどが課題となります。
発電所に隣接する、八丁原発電所展示館では地熱発電のしくみをパネルや映像を用いてわかりやすく説明してくれます。また、タービンや冷却塔を間近で見学することができます。
八丁原発電所には多いときで一日に500名ほどの見学客が訪れるのだとか。展示館の方のお話によると、福島第一原子力発電所の事故以降は地熱発電についての関心が一層高まっているようです。ちょうど取材に訪れたときも、技術的な質問や経済性の質問など幅広く熱のこもった質問が出ており、見学者の関心の深さが感じられました。
問い合わせ・見学申込先:八丁原発電所展示館 TEL:0973-79-2853



